RAS関西

土曜日、日曜日は、うちのカミさんと一緒にRAS関西に参加してきました。
RASとは何ぞやという話もありますが、正式名称はThe Riding Art Schoolと言って、某ＢIG MACHINE紙にライテク講座を書いておられる、柏秀樹氏主催のライディングスクールです。

このスクール、他のスクールから比べてちょっと変わったところがありまして・・・スクールでコーナリングの練習する事がほとんどないんです。（笑）
なら何をやっているかと言うと、加速、減速を徹底的に、また、操作一つ一つをいかに正確にできるかという事を突き詰めていくスクールです。
コーナリングについては、操作を正確にの中でライディングフォームがあるぐらいだったはずです。
加速できない、止まれない人がコーナリングをどうのこうの言っても危ないだけという趣旨ですかんらね〜。

んでなにをやったかというと、土曜日はトレーニングツアーで、京都府下をツーリングしながら、適当な道で課題を提供され、それを反復＆講師陣に突っ込まれる（笑）と言う内容。
今回は、柏校長が諸事の理由により参加できずで、代わりに○○急便Tと、いつもお世話になっている勝○Tの２名が指導してくれる事となりました。
最初は、走りなれた道の一部・・・合併で京都市になった町の事故率が高い国道（苦笑）でメリハリを付けた加速の練習。
なにをやったかというと、使用ギア１速限定でワイドオープン（笑
ただし、コーナーはこれでもかって言うぐらい減速（目安４０km/h以下できれば３０km/hぐらい）する事という課題でした。
まぁ、１速限定なので、レブリミッター効くところまで回しても、VFRは２桁中盤ぐらいしかでませんからね〜
（2速までしょっちゅう入っていたのは、公然の秘密という事で（笑））
ただ、アクセルがこれ以上回らないところまでガバッっと空けきるので、加速は・・・（＾＾；
気を抜くと、フロントがふられる事がしばしば（A＾＾；

常連さんたちは、１速で走っているのですが、始めての方とかはやっぱり怖い（普通そうだわな）のか、ま〜ったりとした加速。
２速以上のギアを中心に使っている人も居た模様で、お昼ご飯を食べる場所までの移動で、１速or２速（除く250cc）以外使っちゃだめという指令が・・・
んで、嬉々として、１速で走り続ける私（大笑
ちょっとしたコーナーだと立ち上がりで、点火カットかかりまくり。
VFRは高回転が使いやすいバイクなので、ついつい１速のまま回しすぎちゃうんですよね。
つ〜か、こんな走り方する人間の方がすくないわな（＾＾；；

そうやってがんがん回して走っているうちに、水温もがんがん上昇・・・・
ヤバいかな〜と思いつつも、加速が楽しくて１速をキープ（＾▽＾）
気がつけば水温は１１９℃・・・（A￣▽￣；；
やばい〜っと思ったら、お昼の場所に無事到着。

お昼ご飯中も講師の方々とあ〜だこうだと話続け、午後の講習へ。
午後の講習の一こま

ガソリンを入れている面々をまつ一行

んで、午後は、ノークラッチシフト＆アクセル一定でのシフト。
ツーリングで左手が疲れたときに当たり前にやっていたノークラッチシフトは、普通の人は知らない事が判明。
カミさんも初めて聴いたとの事・・・・
デモのついでで、要はドックの噛み合わせがゆるめばいいんだからと、体重移動でシフトする○○急便T（笑

次の休憩場所まで、みんなノークラッチで移動。
いや〜、始めての人でも結構まともに走れるもんです。
私はついでで、左手をはなしてワンハンドでひたすら走る。
いい練習になりました（笑

んで、最後の休憩場所で勝○TにVFRでタンデムを依頼。
シフトワークをうまくやったらどうなるかってのを教えてもらう。
いや〜、うまい人の後ろのったら寝れるとは聴いてたけど、ほんとでですね〜
ほとんどCVT車でした。
タンデムの後に、同じ状態を目指して自分でも走り込み・・・・やっぱり少しペースを上げると××（ー＿ー；；
ただ、うまくいった時は、すっごい滑らかな走りで実質速いという状態に。
鍛錬あるのみですな〜

日曜日は、神戸の教習所を借り切ってクローズドコースでの講習。
昨日の参加者＋１３名という大所帯に。
んで、何をやったかというと、やっぱり最初はブレーキ。
かっくんブレーキでバックしてみましょうという内容。

ブレーキをかける前のカミさん。

Fブレーキを利かせてフォークを沈め、その反動を使ってバック、止まったら足を出すという内容。
結構難しいんですは。これがまた。
フォークの沈み方を感じ取ってブレーキをかけなくちゃいけないし、リリースのタイミングも考えないといけない。
さらに、バイクの中心に体重が乗っていないと、数十センチとはいえバックしている間、足をださないなんて不可能。

とかなんとかいいながら、確実では無いにしろ、バックできるようになると裏の目的が・・・・
とりあえず、ジャックナイフいっとけ〜（大笑
がんばってみましたが、裏目的はできずじまい（＾＾；；
ただ、Fタイヤがきゅ〜って鳴くまでブレーキを強められたのは収穫でした。

次は、RASの定番、リアロック教習。
VFRは前後連動なので、リアロックは苦手中の苦手・・・
今回もまた、かかとでブレーキペダルを蹴っ飛ばして、なんとか成功（￣▽￣

次は、リアロック→Fブレーキというコンビ。
多少のスピードでは、リアロックの時点で止まっちゃうので、５０km/hぐらいで突入。
ロック・Fブレーキ〜〜あら〜、リアがすべるすべる(笑
やっぱり、Fブレーキを併用すると加重が前に行くのでロックしやすい模様です。
前後連動でもバイクはバイク、限界は変わらんという事ですね〜

教習所内の一部に滑走路のごとくタイヤ痕を残し（笑）、ブレーキ教習は終了。
次は、昨日と同じシフトの練習。
とりあえず、全員でがちゃがちゃやった後、参加者を女性＆７５０cc以下とそれ以外の半分に分けて、教習所の１００mぐらいの直線を使い、1→２→３とシフトアップ、その後、ブレーキングしつつ３→２→１とシフトダウンしゆ〜っくりとコーナリングという講習に。

女性＆750ccがやっているのを見ながら、をぉ〜とか言ってるやろーども（笑
んで、実際に自分たちがやる段になると、やはり常連組は開け方が・・・（苦笑
とはいえ、加速・減速はライディングの醍醐味ですから、私も目が笑ってるのを感じながら、開ける開ける（笑
VFRだと、アクセル全開、8000rpmぐらいで２速に、２→３速は７０００rpm前後で、３速に上げたらすぐブレーキ＆シフトダウンと忙しい＆楽しい教習でした。

ここまでやると、それなりに構えないとフロントが浮くんですよね。
常連組で何人かは、浮かして遊んでましたが、私はそこまでは到達していないので、とりえあず暴れるのを押さえる方向で・・・
でも、多少暴れようとも、アクセル全開での加速って気持ちいいですよ〜（笑

この教習が終わって今回のRAS関西は終了。
最後に勝○Tがいつもと同じように、「バイクに乗っている間は常に後ろに一番大事な人をのせて走っているつもりで居てください」と言われたのですが、トレツーで勝○Tとタンデム経験すると、むちゃくちゃ重い言葉でした。
自分がいかにラフなライディングをしているかってのを身をもって感じれますから・・・・

RASの開催目的に、技術を学ぶ事、それが平常心で確実にできれば次の課題へ、できなければできない事が判ったのでそれをどうするか考えようというのがあります。
参加するたびに”普通のライディング”の中で、自分が何ができていないのか、それを判らせてくれるとても貴重な機会だとしみじみ感じてしまいます。
次回、関西で開催されたら、自分を見直す為に、また参加したいですね〜

コメント 2

当時はよんどころのない？事情で向かうことが出来なかったのですが、じっくりと後から読むと、やっぱり基本がどんなに大切であるか、を改めて感じます。どんなレベルになっても基本を軽く見る人は危険だし、伸びない。自分の可能性を信じる人はやはり基本をないがしろにしない。速さよりも本当の上手さを求めることこそが大切。生きている限り人生とライディングに終点などないのだから。追伸：人生、ジャンプするよりも着実に地面をはっていった方が早いことが多いかも。
by 柏　秀樹 (2006-10-24 12:17) 

しばらく誰からコメントが来てるのかピンとこなかったです（笑
どうやってこのページ見つけました？？
って、GoogleでRAS関西と入れると現在トップに上がってくるようですが（笑

普段の生活もそうなのですが、人って人生もそれ以外でも常に他人と比べられて（比べて？）生きてますよね。
そうゆう生活してると"自分の基準"ってのがだんだんあやふやになっていくような気がするんですよ。
周りもやってるから自分もって感じで周囲に流されて、気がつけば自分のコントロール範囲外に足を踏み出してる・・・
周りとの比較が悪いとは思いませんが、その比較の基準が"自分の出来ること"ではなく"自分が考えた世の中の平均"になってる場合が多い気がします。
人生もライディングも、要所要所で立ち止まって周りと自分をしっかりと見ることが大事だと思っています。

と、いろいろといってますけど、RASに参加するまでは周りに流されていたんですけどね。
気持ちよく乗れてなくて、悩み続けていたんですよ。
基本に戻るにも、その基本自体があやふやだったですし。
まぁ、ちょっと大回りにはなりましたが、そういう事があったから今があると思います（笑

追伸：足のほう、もう大丈夫ですか？
今回のジャンプはかなり大回りになっちゃいましたね～（笑

次回のRAS関西、楽しみにしています。
by Renn (2006-10-25 01:33)